前回、保険選びのポイントとして次の3点紹介しました。
① シンプル(分かりやすく)で本当に必要な保障(機能・しくみ)
② 痛み(負担感)をほんの少し感じられる保険料
③ 費用(お金)対効果(お金&安心感)が高い商品
それぞれについてもう少し深堀りしてみます。
今回は、
「① シンプル(分かりやすく)で本当に必要な保障(機能・しくみ)」についてです。
結局、保険がややこしいと思わせる一番の原因は種類が多くしくみも複雑だからです。
多くの保険営業マンは…
”不安情報”を駆使し様々な種類の保険を提案してきます。
テレビやネットでは…
誤解を与えてしまいがちな”簡単な説明だけ”のCMを流しています。
「出ると思ったのに出なかった…」「思ったほど出なかった…」」という声をよく聞きます。
逆に…
「こんなにもらえるとは思わなかった!(ラッキー!)」という声も聞きます。
(特に今回のコロナの自宅療養で入院給付金をもらわれた方の喜びの声(ラッキー!)を多く聞きました)
まるで保険が、”不幸の宝くじ”かのような状態です…
どちらにしても、
いざという時にいくらもらえるかを理解していないということです。
それは今入っている保険が、毎月払っている保険料に見合った商品なのか理解できていないということです。
それは決して正しい入り方とは思いません。
自分が誰にでもお勧めする保険は”シンプル(分かりやすい)”な保険です。
シンプルであれば内容が理解し易く、その”商品価値”が分かりやすくなります。
ではシンプルな保険とは一体どんな保険か?
・死亡したら○○○万円
・入院したら一回○○万円
・ガンに罹ったら一回○○○万円
・三大疾病に罹ったら一回○○○万円
・要介護1になったら一回○○○万円
など。
いろいろ特約は付けず一つの”保険事故”に対して一時金だけがドンと出るタイプの保険です。
一時金でももらえると何が理解しやすいかというと、
その保険金をもらうために、いくらのコスト(保険料)がかかっているのか計算しやすくなります。
・保険料をトータルでいくら払って、万一の時にはいくらもらえるのか?
・その保険金を何回もらえれば、払った保険料と同じになるのか?
・解約金がある場合、その解約金は払った保険料の何%戻ってくるのか?
など
保険は目に見えない商品だけに、
費用対効果(≒損得勘定)が見えやすい(計算し易い)ことが重要だと考えます!
もちろん特約をいっぱい付けた複雑な商品がすべて悪いとは言いません。
お客様のニーズによっては必要な場合もあるでしょう。
ただ日本の社会保険制度(セーフティーネット)を考えると、民間の保険で準備するべき保障は限られてくるように思います。
あとは一時金が出る商品の中から自分のニーズに合ったものを選ぶだけです!
自分のニーズに合ったものを…
実は、この”ニーズ”というもの…
ここの考え方が一番難しいところですよね…(^^;)
次回以降でこのあたりを取り上げていきたいと思います!