保険選びの3つのポイント
① シンプル(分かりやすく)で本当に必要な保障(機能・しくみ)
② 痛み(負担感)をほんの少し感じられる保険料
③ 費用(お金)対効果(お金&安心感)が高い商品
今回は、
「③”費用(お金)対効果(保険金&解約金&安心感)”が高い商品」について深堀りします!
「費用対効果」という言葉はよく耳にすると思います。
ではその言葉を生命保険に当てはめるとどういう意味になるでしょう?
FPほそのが考える「生命保険の”費用対効果”」とは…
まず「費用」についてです。
これはは分かりやすいです。保険料です。
ただ保険料と言うと、毎月の保険料を意識される方がとても多いですのですが、
実はトータルでいくらの保険料がかかるか見ることが重要です!
生命保険の多くは、長い期間をかけて毎月毎月ちょっとずつコスト(保険料)が積み重なっていきます。
そのためトータル保険料額を意識しにくくなります。
しかしトータル保険料額を知ることにより、その保険の”価値”を計れる基準が持てるようになります!
よってここで言う費用とは、「トータル保険料額(総支払保険料額)」の事を指します。
次に「効果」についてです。
これはつぎの3つの意味があると考えます。
「保険金」・「解約金」・「安心感」
まず「保険金」についてです。
これはご存じの通り、万一の時に受け取れるお金です。
一番理想的なのは、少ない保険料(総支払保険料)で多くの保険金がもらえる商品です。
しかしそのような保険商品ほど、保険金を受け取れる”確率”は低いものが多いです。
それは、保険会社がその対象の病気や事故などが起こる確率(保険金を支払う確率)が低いと判断しているからです。
例えば、保険期間が短かったり、滅多にかからない病気や障害(介護)状態にならなければもらえなかったりなど。
逆に保険金を受け取れる確率が高い商品は、保険料も高めで受け取れる保険金も少なめなものが多いです。
例えば、「終身保障の死亡保険」
加入している限り100%保険金が受け取れる保険です。
死んだ時に出る保険ですので本人は受け取れませんが必ず遺族には支払われます。
そしてこうした受け取れる確率が高く、保険料が高めの保険の多くには「解約金」があります。
中には支払ってきた保険料総額以上に解約金が貯まるものもあります。
ですので「保険金」よりもその「解約金」を重視して「効果」を計る場合もあります。
(例えば、解約前提で入るお子様の学資資金準備用の保険など)
次に「安心感」についてです。
これは「保険金」「解約金」などの”お金”と違い、”感情(気持ち)”の問題です。
例えば、子育て世代の方の保険がそれに当てはまることが多いです。
子育て中に一家の大黒柱が万一亡くなったた場合、残された家族の生活費として多額のお金が必要になることが想定されます。
もしその費用を保険で準備する場合、解約金が多く貯まる保険では保険料がとんでもなく高くなることがあります。
そこで安い保険料で大きな保障を買うために、掛け捨て(解約金なし。あっても少額)の保険を選ぶことが多くなります。
また身近な人が病気になどで大変な思いをされた場合、ちょっと保障内容を厚くした医療保険に入りたいと思うかもしれません。
このような場合は「お金」ではなく気持ちの効果「安心感」を重視します。
保険選びで最も重視すべきはこの”費用対効果”だと考えています!
3つの効果の内、どれか一つの効果を重視しても良いですし、2つでも3つでもそれぞれのバランスで考えても良いです。
大切なのは、どんな「効果」のバランスで加入しているかをちゃんと理解しているかどうかです!