我が家の生命保険 がん保険の必要性②

2023.03.03

我が家で入っている保険

① 死亡保険(お葬式代を目的)
② がん保険(一時金タイプ)
③ 医療保険(先進医療特約+患者申出保険を目的)

今回は②がん保険商品について深堀していきます!

がん保険は大きく分けて2つの種類があります。

① がん診断で一括でまとまったお金をもらうタイプ
② がんの治療ごとにお金をもらうタイプ

③ ①・②両方の組み合わせ

①、②の具体的な保障内容&保険料を我が家で入っている商品で説明してみます。

30歳女性 
終身保障 保険料終身払(約1500円/月
)の場合


保険料/月80歳までの
総支払保険料額
保険金
① 一括タイプ1,570円942,000円100万円/年
② 治療ごとタイプ1,488円892,800円12万円/月
*上記保険料は非喫煙者優良体保険料(たばこを1年以上吸っていない人の保険料)

保障内容:

① 一括タイプ
・がんと診断されたら100万円給付(上皮内がんも対象)
・1年に1回給付(2年目もがんの治療中であれば給付)
(*上皮内がんとは、転移性のない初期ガン)

② 治療ごとタイプ
・手術・放射線治療・抗がん剤・ホルモン剤治療・緩和治療・入院のいずれかの場合(上皮内がんも対象)
 :1か月に1回(通算120回まで)12万円給付
・自由診療抗がん剤治療・ホルモン剤治療の場合
 :1か月に1回(通算12回まで)24万円給付
・自由診療乳房再建術の場合
 :別途12万円給付(一乳房1回)

①はシンプルにがんと診断されたらもらえるタイプ
②は治療内容・期間により給付金額が変わるタイプ

どちらが良いか悪いかという判断は実際にがんに罹ってみないと分かりません。
ですが、我が家では①一括タイプで入っています。

その理由として…
日々新たな薬や治療法が出てきているがん治療の現状にあって、特定の治療などにより給付条件が決められていると、
将来治療技術の変化により保険金を受け取れなくなるか、受け取れても少なくなる可能性があります。
その点、一括タイプであれば、がんと診断されれば必ず受け取れるわけですから、
将来、どんなに新しい治療法が出てこようが給付対象が変わることがありません。

また、
将来、実際にがんに罹る(保険金がもらえる)かどうかも分からないわけですから
”費用対効果”が分かりやすいことも重要だと考えます!


②治療ごとタイプの場合は、
どれくらいの期間どんな治療をするのか分かないため、”費用対効果”の計算は難しいですが、
①一括タイプの場合は”費用対効果”を簡単に計算できます。

①一括タイプの”費用対効果”の計算:
上記の30歳女性の場合
総支払保険料が保険金100万円を超えるのは84歳(54年後)です。
(月保険料1570円×12か月×54年=1,017,360円)

83歳くらいまでに一回でもがんが見つかると”元が取れる”という計算になります

ただ同じ一括タイプの保険商品であっても、
会社によってはがんの状態や治療状況などにより給付条件が厳しいところもあるので注意が必要です。
ex.
・対象のがんは悪性がんのみ(上皮内がんは対象外。出しても少しだけ)
・2回目以降の給付金は2年に1回(または無し)
・2回目以降の給付条件は入院(通院だけではダメ)

以上のように保険料&保険金のみの比較だけではなく、
実際に給付される条件&給付される確率を合わせてチェックすることが重要です!

がん治療の進化は目覚ましく、それに合わせる形で各保険会社も頻繁に新しい商品を出しています。
入った時に良いと思った商品でも、数年経てば保障内容が”劣化”してしまうことが少なくありません。

ですので、がん保険(医療保険)は数年に一度は見直しをされることをお勧めしています。
実際我が家でもこの10年で3回商品を切り替えました。
日々安くない保険料を払っているわけですので、
いざという時に活用できる商品なのかをチェックしておくことが大切です。

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